Wednesday, May 15, 2019 10:27 AM

米露、近く核軍縮協議 長官訪問で関係修復機運

 ポンペオ米国務長官は14日、ロシア南部ソチでラブロフ外相、プーチン大統領と相次いで会談し、両国関係の改善を目指すことで一致、核軍縮など米露の戦略的安定について近く協議することで合意した。核大国同士の関係を「冷戦後最悪」と言われるほど悪化させたロシアによる米大統領選介入疑惑の捜査が終了。ポンペオ氏のロシア訪問で、米露に関係修復の機運が出てきた。

 ただ、北朝鮮やベネズエラなどの地域情勢を巡る対立は変わらず、楽観はできない。6月の大阪での20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせ、米露はトランプ大統領が表明した首脳会談の実現に向け、調整を進める。米露間の中距離核戦力(INF)廃棄条約を破棄したトランプ政権は、軍事力の強化を進める中国を取り込んだ軍縮の枠組みを唱えているが、難航は必至だ。

 ロシアのウシャコフ大統領補佐官によると、プーチン氏はポンペオ氏との会談で、北朝鮮の非核化に向け同国の安全を国際的に保証する必要性を強調。ベネズエラに介入し、内戦を引き起こすような挑発は許されないとも述べた。(共同)