Thursday, May 16, 2019 10:18 AM

駅ごみ箱、ロッカー封鎖へ G20、一般道でも交通規制

 吉村洋文大阪府知事は16日の記者会見で、6月28、29日に大阪市で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合の警備のため、同24〜29日の6日間、府内の鉄道全駅と近畿圏の主要駅でごみ箱とコインロッカーの使用が中止されると明らかにした。また阪神高速道路などでの大規模な交通規制に加え、同27〜30日の4日間、市内の9エリアの一般道でも首脳らの移動時に規制が実施される。

 ごみ箱とロッカーの使用中止は、テロ対策で危険物が放置されるのを防ぐ狙い。国土交通省近畿運輸局と大阪府警の要請を受け、関西の鉄道11事業者が実施する。大阪府サミット協力室によると、府外は、どの駅を対象とするか各事業者に委ねる。各社は今月下旬からポスターなどで詳細を周知する。期間を前倒しするケースもあるという。

 一般道規制は、首脳らが宿泊するホテルや会合会場があるJR大阪駅(同市北区)や大阪城(同市中央区)、国際会議場「インテックス大阪」(同市住之江区)などの周辺エリア。首脳らの車列がホテルや会合場所と、阪神高速の出入り口との間を移動する時間帯の車両通行止めを予定する。(共同)