Monday, May 20, 2019 10:19 AM

米乱射の記録映画を初監督 日本人女性、遺族らの心描く

 在米の日本人女性が監督を務めた米高校銃乱射事件のドキュメンタリー映画がこのほど完成した。事件後、絶望から立ち上がろうとする生徒や遺族の心情を丁寧に描いた作品。4月下旬の初上映には出演した生徒らも駆け付け、観客の大きな拍手を浴びた。

 この女性は東京都出身で大学から米在住の田口恵美里さん。現在は米テレビ局の報道プロデューサーなどをしており、昨年2月に南部フロリダ州の高校で生徒14人を含む17人が死亡した乱射事件を、初監督映画「アフター・パークランド」にまとめた。

 田口さんと共同監督のジェイク・レファーマンさんは事件直後に現地入り。恐怖の中で親友や恋人を失った生徒らや、子供を亡くした喪失感に苦しむ親たちに取材した。(共同)