Monday, May 20, 2019 10:20 AM

南シナ海で航行の自由作戦 米駆逐艦、中国反発

 米海軍は19日、南シナ海にあるスカボロー礁(中国名・黄岩島)周辺で駆逐艦による「航行の自由」作戦を実施した。ロイター通信が伝えた。同礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国が領有権を主張しており、中国へのけん制とみられる。

 中国外務省の陸慷報道局長は20日の記者会見で「挑発行為を直ちに停止するよう強く求める」と反発した。

 米駆逐艦は今月6日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島周辺で航行の自由作戦を行ったばかり。スカボロー礁周辺では14日に米国とフィリピン両国の沿岸警備隊が合同演習を行っている。(共同)