Monday, May 20, 2019 10:22 AM

アサンジ被告の拘束請求 スウェーデン検察

 内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告に対する性犯罪容疑の捜査を再開したスウェーデン検察は20日、英国で収監中の被告の拘束令状を裁判所に請求した。請求が認められれば、欧州連合(EU)内で適用される「欧州逮捕状」をスウェーデン当局が発付。同国への身柄引き渡しに向けた手続きの第一歩となる。

 被告はロンドンのエクアドル大使館に約7年籠城していたが、4月に逮捕された。米政府のコンピューターネットワークに侵入したとして、米国で起訴されており、米政府も正式に引き渡し要求するとみられており、英側の判断が焦点になる。

 アサンジ被告は、スウェーデンで2010年、女性2人に性犯罪をした疑いにより、滞在先のロンドンで同年逮捕されたが、保釈中の12年にエクアドル大使館に逃げ込んだ。スウェーデン検察は17年に一度逮捕状を取り下げていた。(共同)