Tuesday, May 21, 2019 10:43 AM

英造園大会で日本人2組金 長崎の石原さん11個目

 世界的に権威がある造園コンクール「チェルシーフラワーショー」が21日、ロンドンで開幕し、長崎市出身の庭園デザイナー石原和幸さん(61)が庭師部門で金メダルを獲得した。昨年に続く連覇で通算11個目の金。初出展で、いずれも北海道の庭園デザイナーの佐藤未季さん(41)と柏倉一統さん(37)ペアも別部門で金メダルを獲得した。

 石原さんは受賞作品「緑のスイッチ」で縦6メートル、横8メートルの敷地内にガラス張りのリビングなどがあり、その前に滝や池を設け、紅葉やこけで彩った和風の庭をつくった。緑や自然に囲まれ「好きなことをしながらリラックスできる空間」を意識したという。

 北海道幕別町の佐藤さんと同帯広市の柏倉さんは昨年新設された「生活に取り込める庭」がテーマの部門に出展した。作品は縦6メートル、横12メートルの敷地に北海道の雪解けをイメージした小川を設け、漢方薬の材料になる植物を使用した「漢方の庭」。子どもたちが憩いの場として使えるベンチやテーブルなども置いた。(共同)