Tuesday, May 21, 2019 10:43 AM

セブン、150店時短希望 24時間営業見直し実験

 セブン-イレブン・ジャパンの永松文彦社長(62)は21日、共同通信のインタビューに応じ、24時間営業の見直しに向けた時短実験について、フランチャイズ加盟店約150店から参加希望が出ていると明らかにした。オーナーの時短への関心は高く、4月下旬時点の約100店から広がっている。

 3月から直営店10店で開始した営業時間短縮の実験が、加盟店約20店にも拡大していることも明らかにした。永松社長は「重要なのは地域社会に役立てるかだ。その商圏に24時間営業のニーズがないのであればやる必要はない」と述べ、実験後に希望すれば営業時間短縮を容認する考えも重ねて示した。

 一方で「ニーズがあれば(24時間営業を)やるべきだ」とも語り、本部が人手不足への支援を強化し、オーナーが24時間営業を継続できるよう注力する考えを強調した。人員採用が順調な店舗の特徴を検証し、採用難の店舗にそうした手法を紹介するなどの対策を取っている。(共同)