Thursday, May 23, 2019 10:24 AM
仏強豪クラブ会長贈賄容疑 ドーハの世界陸上招致巡り
フランス司法当局は23日までに、カタール・ドーハの世界陸上選手権招致を巡り、サッカーのフランス1部リーグの強豪クラブ、パリ・サンジェルマン(SG)のナセル・ケライフィ会長(カタール)を贈賄容疑者とする正式捜査の開始を決定した。フランスのメディアが伝えた。
収賄容疑が持たれているのはラミン・ディアク前国際陸連会長(セネガル)と息子のパパマッサタ氏。パパマッサタ氏は、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が贈賄の疑いで正式捜査の対象となった2020年東京五輪招致疑惑でも、招致委がコンサルタント会社に支払った金銭の一部を受け取った疑いを持たれている。
ケライフィ会長が兄弟で共同所有するカタールの会社が11年に計350万ドル(約3億8500万円)をパパマッサタ氏の会社に送金。捜査に当たる予審判事はこれが賄賂だった疑いがあるとみている。ケライフィ会長の弁護士は、会長は送金に関与していないとして無実を主張している。(共同)
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