Thursday, May 23, 2019 10:27 AM
トランプ氏側近に不協和音 影響力競う強硬派2人
トランプ政権の外交・安全保障政策を率いるポンペオ国務長官とボルトン大統領補佐官の間に不協和音が生じている。ともに強硬派として知られる2人はベネズエラなどへの対応で影響力を競うが、イラン政策を巡っては米軍の紛争介入を嫌うトランプ大統領が好戦的な両者に不満を募らせているとされ、政権中枢がぎくしゃくしている。
CNNテレビは22日、「政策の違いではなく、仕事のスタイルの違いが緊張を生んでいる」と指摘した。
国家安全保障問題担当のボルトン氏は国家安全保障会議(NSC)のまとめ役として、本来はトランプ氏の政策判断を手助けする立場だ。しかし、昨年4月の就任以来、閣僚も含めたNSCの正式な会合を減らす一方で、トランプ氏との非公式な会議を好み、反対意見を締め出す形で自身に情報や決定権限を集中させている。正式メンバーのポンペオ氏ら他の高官が疎外感を強めているという。(共同)
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