Friday, May 24, 2019 10:10 AM

元タリバンの米国人仮出所 トランプ氏「危険」と反発

 2001年の米中枢同時テロの後、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンのメンバーとして活動していて拘束され、米国で有罪判決を受け服役していた米国人の男が23日、刑期満了を待たずにインディアナ州の刑務所を仮出所した。トランプ大統領は、危険だとして強く反発した。

 男はカリフォルニア州出身のジョン・ウォーカー受刑者(38)。同時テロを機に敵対した勢力の側に米国人の若者がいた事実は、当時の米社会に大きな衝撃を与えた。

 10代でイスラム教徒となってタリバンに加わり、同時テロの首謀者ビンラディン容疑者にも面会したとされる。タリバンを支援したとして禁錮20年の判決を受け、約17年間服役。受刑態度が良好で仮出所が認められた。(共同)