Thursday, May 30, 2019 10:35 AM

王者ウォリアーズが優位 カリーら主力に衰えなし

 プロバスケットボール、NBAの決勝(7回戦制)は30日(日本時間31日)から始まる。3連覇を狙う王者ウォリアーズ(西カンファレンス)が、カナダのトロントを本拠地とする初進出のラプターズ(東カンファレンス)の挑戦を受ける。5季連続決勝進出のウォリアーズはカリーら主力に衰えがなく、大舞台での経験の多さからも優位は動かない。

 地力で上回るウォリアーズは、プレーオフでは主力のデュラント、カズンズが故障で離脱したが、エースのカリーやトンプソンらの奮起で乗り切った。カリーはカンファレンス決勝で1試合平均36・5得点と活躍。NBA決勝で2季連続最優秀選手(MVP)のデュラントが復帰できれば、さらに隙がなくなりそうだ。

 ラプターズはベテランの司令塔ラウリーと、今季加入した得点能力の高いレナードが中心。スパーズ時代の2014年に優勝を経験し、NBA決勝MVPに選ばれたレナードは、今プレーオフは1試合平均得点が31・2点と安定感がある。勝負強さもあるだけに、後半勝負に持ち込んで揺さぶりたい。(共同)