Thursday, May 30, 2019 10:36 AM

サーカシビリ氏キエフ入り ウクライナ国籍を再取得

 ウクライナ国籍を剥奪され追放されていたサーカシビリ元ジョージア(グルジア)大統領が29日、滞在先のポーランドからウクライナの首都キエフに到着した。ウクライナのゼレンスキー新大統領が28日に、サーカシビリ氏にウクライナ国籍を再び与えていた。

 サーカシビリ氏は、ゼレンスキー氏に助言を与えるなど新政権支援の用意を表明したが、公職に就くことは否定。7月21日に繰り上げ実施が決まったウクライナ最高会議(議会)選挙にも出馬しないと述べた。

 サーカシビリ氏は2015年に当時のポロシェンコ大統領からウクライナ国籍を与えられ、南部オデッサ州の知事に任命された。しかし、両者は仲たがいし、サーカシビリ氏は国籍を剥奪されて18年2月にポーランドに強制送還された。(共同)