Tuesday, June 04, 2019 10:59 AM

米、中国貿易白書を非難 「真面目に読め」反発も

 米通商代表部(USTR)は3日、中国が貿易問題で米国への対抗姿勢を示した白書に関し「貿易協議の本質と経緯をねじ曲げ、責任をなすりつける声明に失望させられた」と発表した。これに対し、中国外務省の耿爽副報道局長は4日、「白書で紹介したのは事実、真相だ。真面目に読むことを勧める」と反発した。

 USTRは中国の知的財産権侵害や技術移転強要といった慣行が不公正だと改めて主張。米中は協議で最終合意に近づいていたが、中国が内容を後退させたとし「約束を破り続けてきた歴史を踏まえれば、合意内容を守らせる枠組みが必要だ」と説明した。(共同)