Wednesday, June 05, 2019 10:10 AM
親族間殺人、418件 18年、動機の半数「憤怒」
2018年に全国の警察が摘発した親族間の殺人事件(未遂を含む)は418件だったことが5日、警察庁のまとめで分かった。殺人事件全体の摘発は近年減少傾向だが、親族間殺人は13年以降、400件台と横ばいで推移しており、孤立した家庭内での問題が、深刻な事件へと発展している実態が統計からも明らかになった。動機は「憤怒」が191件(45.7%)で最多。
警察庁によると、18年の殺人事件全体の摘発は886件で、親族間殺人がほぼ半数の47.2%となった。同庁幹部は「親族間の犯罪は、一般の街頭犯罪防止対策が通じず、防止が難しい」としている。
44歳長男を殺害したとして今月、逮捕、送検された元農林水産事務次官熊沢英昭容疑者(76)は長男の家庭内暴力に悩んでいたという。(共同)
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