Thursday, June 06, 2019 10:20 AM

首都高、五輪中は変動料金 マイカー対象に1000円増

 2020年東京五輪・パラリンピック期間中の渋滞対策として、首都高速道路の料金を時間帯により変動させる「ロードプライシング」の導入で東京都と政府などが大筋合意したことが6日、関係者への取材で分かった。土日も含め午前6時〜午後10時は都心区間を走るマイカーに1000円を上乗せし、午前0時〜4時は全線で全ての車両を半額に引き下げる。残る時間帯は通常料金とする。

 通行車両の48%を占めるマイカーの日中利用を抑制し、選手ら関係者の輸送や物流をスムーズにする狙い。上乗せは中央環状線とその内側の区間などが対象で、特に混雑が予想される開会式・閉会式の際は一般車の通行止めも実施する方針だ。利用者に負担増を強いるだけに、理解を得ることが課題となる。

 開会式前から始まる一部競技に合わせて導入する方向だ。上乗せはバスやタクシー、トラックといった業務用車両や、事前登録した障害者と福祉事業者の車両を免除する。区間は都内に限るが、詳細は今後詰める。(共同)