Friday, June 07, 2019 10:44 AM
自民、改憲「活発に議論」 参院選公約は6本柱
自民党は7日、夏の参院選公約を決定した。重点項目は憲法改正など6本柱。改憲は「党内外で議論を活発に行い、衆参の憲法審査会で憲法論議を丁寧に深める」として早期の改憲実現を目指す姿勢を明記した。第1の柱は安倍晋三首相(党総裁)が進める外交で「日米同盟を一層強固にする」などと前面に打ち出した。表題は令和への改元を意識して首相が多用する「日本の明日を切り拓く。」を選んだ。
7日の党政調審議会と総務会で了承し、岸田文雄政調会長が発表した。柱は(1)外交・防衛(2)強い経済(3)安心社会(4)地方創生(5)復興・防災(6)憲法改正ーで構成。「令和新時代・伝統とチャレンジ」と副題も付けた。
憲法改正は、2017年の衆院選政権公約に続いて重点項目に掲げ、9条への自衛隊明記など党改憲案4項目を明示した。憲法審がほとんど開けない状況を踏まえ、議論推進を主張。安倍政権下での改憲に反対する立憲民主党などとの違いを鮮明にし、争点化を図る。(共同)
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