Thursday, June 13, 2019 10:26 AM
イラン、米との対話拒否 最高指導者「信用せず」
安倍晋三首相は13日午前(日本時間同日午後)、イランの最高指導者ハメネイ師と首都テヘランで会談した。ハメネイ師は会談後の声明で、首相から米国は誠実に対話する用意があるとの説明を受けたとした上で「(米国の)発言は信用できない」と表明し、対話を事実上拒否した。一方、会談では「核兵器を製造も、保有も、使用もしない。その意図もない」と語った。首相は偶発的な軍事衝突への懸念を伝えた。
日本の首相がハメネイ師と会談したのは初めて。首相は米国とイランの対立が深まる中、双方との良好な関係を生かして緊張緩和を図った。軍を含む国政全般に影響力を持つハメネイ師が強い対米不信を示したことで、対話実現の難しさが改めて浮き彫りとなった。
イランに隣接するホルムズ海峡付近で日本の海運会社が運航するタンカーが攻撃され、局面転換への機運もそがれた格好だ。(共同)
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