Friday, June 14, 2019 10:13 AM

ソニーに半導体の分社要求 物言う株主の米ファンド

 「物言う株主」として知られる米大手ファンドのサード・ポイントは13日、ソニーに半導体事業の分社化を要求していることを明らかにした。分社後はゲームや映画、音楽といった娯楽事業に集中すべきだとしている。

 サード・ポイントは投資家に送った書簡で、半導体事業を新会社「ソニー・テクノロジーズ」として日本で株式を上場させるほか、ソニーに金融子会社のソニーフィナンシャルホールディングスやスウェーデンの音楽配信大手スポティファイの保有株式を売却するよう求めるとした。ソニーへの投資額は15億ドル(約1600億円)という。

 サード・ポイントは2013年、ソニーに映画・音楽事業の分社上場を求めたことがある。この時はソニーが拒否し、サード・ポイントは保有していたソニー株を売却して20%近い利益を得られたと明らかにしていた。(共同)