Friday, June 14, 2019 10:13 AM

NZ乱射被告、無罪主張 精神鑑定は問題なし

 ニュージーランド南島クライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)での銃乱射事件で、殺人罪やテロ行為罪などに問われたオーストラリア人のブレントン・タラント被告(28)が14日、クライストチャーチの高裁の審理にビデオを通じて出廷し、弁護側は罪状認否で無罪を主張した。

 4月に行われた前回の審理で、裁判官は罪状認否をするのに適切な精神状態かどうかの鑑定を命じていたが、裁判官は精神鑑定の結果に問題はなく、今後の裁判にも耐えうると判断した。

 この日の審理は前回に続き、法廷とタラント被告が勾留されている最大都市オークランドの施設を映像でつなぐビデオリンク方式で行われ、被告が発言することはなかった。(共同)