Tuesday, June 18, 2019 10:40 AM

携帯料金、今秋大幅見直し 違約金上限1000円、割引規制

 総務省は18日、携帯電話料金見直しを検討する有識者会議を開いた。2年契約を中途解約する際の違約金の上限を1000円に規制するなどとした省令改正案に関し大筋で一致した。携帯大手各社の9500円から大幅に引き下げ「2年縛り」と呼ばれる高額な違約金による囲い込みを是正する。2年契約の通信料の割引額も制限されるため、各社は料金プランの大幅な改定を迫られる。総務省は省令改正を経て、今秋に施行する改正電気通信事業法とともに導入する。

 2年契約による通信料割引が制限されるため、NTTドコモなど携帯大手は料金プランの大幅改定に着手する。各社は顧客離れを防ぐため長期的には現行水準以下への値下げも視野に入れる。

 2年縛りによる通信料の割引額は月170円までとする。期間拘束を伴わない基本の料金での価格競争を促し、値下げにつなげる狙いがある。利用者は携帯会社の乗り換えが容易になり、選択の幅が広がりそうだ。(共同)