Tuesday, June 18, 2019 10:41 AM

計画的に虚偽110番か 同級生名乗り「怖くて」

 大阪府吹田市の交番で古瀬鈴之佑巡査(26)が包丁で刺され拳銃を奪われた事件で、事件直前にあった虚偽の空き巣被害の110番通報者が飯森裕次郎容疑者(33)の同級生を名乗り「怖くなって外に出た」「警察官2人で来てほしい」と話していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。

 吹田署捜査本部は飯森容疑者が計画的に、巡査らを出動させて手薄になった交番を襲う狙いで通報し、公衆電話を使った不自然さを取り繕った可能性もあるとみている。

 捜査関係者によると、事件約10分前の16日午前5時28分、現場の千里山交番から約800メートル南の阪急千里線関大前駅ホームにある公衆電話から、空き巣被害があったと110番があった。飯森容疑者の小中学校時代の同級生を名乗り、交番管内にある同級生の実家住所を申告した。(共同)