Wednesday, June 19, 2019 10:21 AM

皇太子関与「確かな証拠」 サウジ記者殺害で調査結果

 サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件の国際調査を担当する国連のカラマール特別報告者は19日、サウジのムハンマド皇太子の関与をうかがわせる「確かな証拠」があり、皇太子への捜査が必要とする調査結果を公表した。サウジ政府に対し、事件への責任を公式に認め、遺族に謝罪と補償を行うべきだと勧告した。

 調査結果は国連人権理事会に26日に正式に報告され、各国で討議される予定。

 調査結果は「確かな証拠」について具体的に言及していないが、皇太子を含む政府高官への法的責任を示していると強調。サウジで事件に関与したとして訴追された11被告の公判手続き停止を求め、国連主導の捜査を行うよう要請した。(共同)