Thursday, June 20, 2019 10:15 AM

男4、女2階級で開催国枠 ボクシング、女子増を歓迎

 国際オリンピック委員会(IOC)は19日、スイスのローザンヌで理事会第1日の審議を行い、2020年東京五輪での存続が決まったボクシングで日本に開催国枠として男子4、女子2階級の計6枠を与える予選方式を承認した。男子8、女子5階級の五輪実施が決まっており、来年1〜4月の大陸予選などで日本を含め各国・地域最大13枠を獲得できる。

 男女平等の観点で男子の総出場枠は20減の186枠とし、女子を100枠に増やす。IOCのマコネル競技部長は、五輪予選が約半年後に迫る日程を考慮して現行の競技ルールを適用する見通しを示した。将来的な審判や採点のシステム改革に向けた検討は進める。

 女子の出場枠増を受け、大会組織委員会の森喜朗会長は20日、取材に応じ「とても良い傾向だ」と歓迎した。組織委の武藤敏郎事務総長は今後の予選方式について「決まった段階で次の準備をしたい」と述べた。(共同)