Thursday, June 20, 2019 10:16 AM

「共感」誘う広告に賛否 自民、講談社とタイアップ

 自民党が講談社の女性ファッション誌「ViVi」とタイアップしたインターネット広告が波紋を呼んでいる。笑顔のモデルらが会員制交流サイト(SNS)で「みんなはどんな世の中にしたい?」とメッセージ投稿を呼び掛け、プレゼントも用意。若者の「共感」を巧みに誘う政権与党のイメージ戦略に「かわいいー」「政治利用されてる」と賛否が交錯している。

 騒動はツイッターのViVi公式アカウントの10日の投稿から広がった。「#自民党2019」「#メッセージTシャツプレゼント」というキーワードと一緒に自分の「想い」を投稿すると「お年寄りや外国人に親切な国でありますように」「いろんな文化が共生できる社会に」などの趣旨の英語のメッセージがプリントされたTシャツが当たる。参加型の企画だ。

 広告に登場するのは、専属モデルのほか同誌の記事や広告で活躍する公募の「ViViガール」たち。SNSでの発信力を買われての起用だ。(共同)