Friday, June 21, 2019 10:09 AM
東京五輪へ難民選手団 IOC、8競技37人支援
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は20日、スイスのローザンヌで記者会見し、2020年東京五輪での「難民五輪選手団」結成に向けてシリアやアフガニスタン、南スーダンなど9カ国出身の37選手を支援すると明らかにした。陸上、柔道、空手など8競技にわたり、参加基準を設けて来年6月にメンバーを発表する。
初めて結成された16年リオデジャネイロ五輪では内戦状態のシリアから海を泳いで欧州に渡った競泳女子のユスラ・マルディニら3競技の10選手が特別参加。いずれも東京五輪で連続出場を目指す。バッハ会長は「リオ五輪よりも多くなりそうだ」と見通しを示した。団長は女子マラソン元世界記録保持者のテグラ・ロルーペさん(ケニア)がリオに続いて務める。
大会組織委員会の森喜朗会長は「難民選手団の参加を歓迎する。受け入れ態勢の整備にも万全を期していく」とコメント。鈴木俊一五輪相は「国際情勢の中で、参加する道が開かれているのは五輪の精神からも良いことではないか」と語った。(共同)
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