Monday, June 24, 2019 10:34 AM

自転車343万台リコール 走行中にハンドルロック

 消費者庁は24日、ブリヂストンサイクルとヤマハ発動機が製造した自転車で、ハンドルを固定する鍵が誤作動し、走行中にハンドル操作ができなくなり転倒する重傷事故が3件起きたと発表した。両社は同日、経済産業省に計約343万台のリコールを届け出た。無償点検と修理を受け付ける。

 リコールの対象となったのは、ハンドルロックと後輪の鍵が連動して動く「一発二錠」と呼ばれる施錠装置が搭載された自転車。ハンドルロックのケースが破損すると誤作動し、操作できず事故につながる恐れがあり、消費者庁は「ケースが破損している場合は直ちに使用を中止してほしい」と呼び掛けている。

 装置はブリヂストンサイクルが製造。同社の自転車と電動アシスト自転車約316万台と、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車約27万台がリコールの対象となった。製造時期は2003年9月から15年5月。(共同)