Monday, June 24, 2019 10:35 AM
国内従業員4000人削減へ 損保ジャパン、IT活用
損保ジャパン日本興亜が2020年度末までに国内損害保険事業の従業員数を4000人削減することが24日、分かった。ITの活用で作業を効率化させるため。定年退職による自然減や新規採用数の抑制を見込む。
18年3月末の従業員数は約2万6000人で、約15%に相当する。17年4月入社の採用人数は約850人だったが、既に19年4月入社は260人にまで減らしている。希望退職者は募集せず、親会社のSOMPOホールディングス傘下にある生命保険事業やサイバーセキュリティー事業に振り向ける。固定費の削減効果として約100億円を見込んでいるという。
損保業界は、自動車保険による収入が売り上げの大半を占めている。将来的に自動運転技術が普及すると、車を所有するよりも共有する時代になるため、収入減が見込まれている。定型業務を自動化するシステム導入や人工知能(AI)の普及を加速させて業務効率化を急ぐ。(共同)
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