Wednesday, June 26, 2019 10:20 AM

打倒トランプ氏へ20人激論 民主党、初の候補討論会

 来年の米大統領選でトランプ大統領打倒を狙う民主党は26、27両日、党候補指名を目指し出馬表明した20人による初の討論会を南部フロリダ州マイアミで開く。テレビで生中継され、予備選の行方を占う試金石。重鎮のバイデン前副大統領(76)が優位に戦いを進める中、他候補は指名獲得へ懸命にアピールしており、激論が交わされそうだ。

 民主党で大統領選に名乗りを上げたのは20人を超え、党全国委員会は討論会参加に支持率や選挙資金額などの条件を設定。条件を満たした20人を10人ずつのグループに分け、2日間にわたり討論会を開くことにした。

 初日は各種世論調査の平均支持率で3位につけ、富裕層増税などの急進的公約を掲げる女性のウォーレン上院議員(70)が参加。若手のホープとされる6位のオルーク元下院議員(46)や黒人で7位のブッカー上院議員(50)も交え、国民の関心が高い医療保険制度などを巡り議論を交わす見通しだ。(共同)