Thursday, June 27, 2019 10:06 AM

規制スタート、厳戒態勢 「商売あがったり」の声も

 20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の開催が28日に迫った。大阪市では27日、大規模な交通規制や検問がスタート。主要駅や空港では厳戒態勢が敷かれ、学校は休みになり営業を取りやめる商業施設も。日本で初めてのG20サミットに歓迎ムードがある一方、早くも「商売あがったりや」との声もあり、市民の反応はさまざまだ。

 安倍晋三首相は27日、大阪に移動した。羽田空港を出発前、記者団に「自由貿易の推進やデジタル経済のルール作り、環境・地球規模課題への貢献や女性の活躍について、G20として力強いメッセージを発出したい」と述べ、議長役として存在感発揮を目指す考えを示した。関西空港には27日朝、インドのモディ首相やアルゼンチンのマクリ大統領らが到着した。トランプ大統領ら各国首脳が27日中に次々と大阪入りする予定。中国の習近平国家主席は就任後初の日本訪問となる。

 大阪府警は27日午前6時、阪神高速道路環状線などを通行止めにする交通規制を始めた。27日の規制は午後10時ごろまで続く見込み。期間は30日までの4日間で、区間は10路線計約160キロに上る。(共同)