Thursday, June 27, 2019 10:06 AM

北朝鮮が米韓をけん制 対話再開へ態度変更要求

 北朝鮮外務省のクォン・ジョングン北米局長は27日、米朝対話の再開には米側に「話が通じる人」が必要だとし、米朝の仲介役を自負してきた韓国に対しても「当事者はわれわれと米国であり、口出しする問題ではない」と米韓両国をけん制する談話を発表した。北朝鮮の朝鮮中央通信が伝えた。

 北朝鮮は26日にもポンペオ米国務長官を批判する外務省報道官の談話を発表しており、非核化交渉での米国の態度を改めるよう繰り返し求めている。北朝鮮の米国担当者が韓国にも言及したのは、米韓首脳会談が30日に韓国で開かれることが念頭にあるとみられる。

 27日の談話では、米朝対話の再開に向け、米側が双方の利害関係に合致する現実的な方策を用意しようとしていないと批判した。(共同)