Thursday, June 27, 2019 10:08 AM

溺死の移民親子写真に衝撃 米政権へ批判広がる

 メキシコとの国境沿いを流れるリオグランデ川沿岸で溺死したエルサルバドル出身の移民の親子の写真が26日までに報じられ、話題となっている。人権団体や民主党などからは、トランプ政権による不寛容な移民政策が引き起こした悲劇として非難が広がっている。

 ローマ法王フランシスコも写真に「計り知れない悲しみ」を抱いたという。トランプ大統領は記者団に「(移民に寛容な政策を掲げる)民主党の責任だ。私は(このような事態は)嫌いだ」と主張、自らの政策を正当化した。だが今後さらに反発が強まる可能性もある。

 報道によると、親子は父親(25)と女児(1)。川岸で折り重なるようにうつぶせで倒れている姿で写っており、メキシコ紙が25日報道。ソーシャルメディアで大きな話題となり、ニューヨーク・タイムズ紙も26日に1面で伝えた。(共同)