Thursday, June 27, 2019 10:08 AM
首位争いの両雄、激突へ 米民主、他候補は埋没警戒
来年の米大統領選でトランプ大統領打倒を狙う民主党は27日夜、フロリダ州マイアミで前日に続き初の討論会を開く。各種世論調査の平均支持率がトップの重鎮バイデン前副大統領(76)と2位の最左派サンダース上院議員(77)が対峙する。両氏が激しい首位争いを繰り広げる中、他候補は20人超の混戦で埋没することを警戒し、懸命にアピールしている。
26日の討論会では、参加が認められた20人のうち10人が1列に並び、2時間にわたり議論を交わした。急進的公約を掲げる左派のウォーレン上院議員(70)と中道路線のオルーク元下院議員(46)が中央に立ち、医療保険制度などを巡り主張の差を際立たせた。
移民政策では、ヒスパニック(中南米系)のカストロ氏(44)がメキシコからの不法入国の合法化策を提唱したのに対し、オルーク氏は麻薬流入を招くと反対。カストロ氏がオルーク氏に「間違いだ」と反論し、やり合う場面もあった。両氏はメキシコ国境のテキサス州出身。カストロ氏はオバマ前政権で住宅都市開発長官を務めながら下位に甘んじており、巻き返しを図っている。(共同)
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