Friday, June 28, 2019 10:27 AM

トランプ氏に集中砲火 民主党討論会、政策非難

 来年の米大統領選でトランプ大統領の再選阻止を目指す民主党が26、27両日に行った討論会で、候補者らは経済政策や移民対策を巡り、トランプ氏の非難を繰り返した。トランプ氏は最近の世論調査で支持率が民主党の有力候補を下回っており、反政権の機運がさらに高まるのを警戒している。

 27日の討論会でバイデン前副大統領は、富裕層を優遇するトランプ氏の経済運営が所得格差を広げ「わが国を恐ろしい状況に陥れた」と酷評。サンダース上院議員は「トランプ氏は労働者家庭の側に立っておらず、国民にうそをついている」と述べた。

 ハリス上院議員はトランプ氏が地球温暖化を認めず、金正恩朝鮮労働党委員長ら独裁者を称賛しているとして「米国の安全保障の脅威だ」と非難した。インディアナ州サウスベンド市長のブティジェッジ氏は中国との貿易戦争でトランプ政権が課した関税のため、米国の消費者が多額の負担を強いられると批判した。(共同)