Monday, July 01, 2019 10:31 AM

同性愛迫害で難民初認定 出身国で逮捕、保釈中来日

 日本政府が昨年、同性愛への迫害を理由にした初めての難民認定を出したことが、出入国在留管理庁への取材で1日分かった。認定された難民は、出身国で同性愛行為を理由に逮捕、収監され保釈中に来日していた。

 難民支援の関係者は「こうした認定は海外では一般的でようやく前進」と評価する一方で、元々日本は難民認定が厳格すぎるとしてさらに改善を求める複雑な反応が出ている。

 3月には、日本人男性の同性パートナーとして日本で暮らす台湾人男性への国外退去処分を法務省が撤回、在留特別許可を出したことも判明している。自治体が同性カップルなどを公認する制度と合わせ、性的少数者の権利を尊重する動きが広がっている。(共同)