Tuesday, July 02, 2019 10:40 AM

九州、土砂災害に厳重警戒 西日本豪雨上回る雨量も

 梅雨前線の活動が活発化し、九州を中心に西日本では4日にかけて雷を伴う1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降る恐れがある。災害発生の危険度が高まっているとして、気象庁は2日午後に緊急の記者会見を開き、黒良龍太主任予報官が「自らの命を自ら守らなければならない状況が迫っていることを認識してほしい」と早めの避難を訴えた。

 台風接近の時以外に気象庁が緊急会見を開いてまで避難を呼び掛けるのは極めて異例だ。

 気象庁によると、3日午後6時までの24時間予想雨量はいずれも多い地域で九州北部180ミリ、九州南部150ミリ、四国120ミリ。その後の24時間は九州300〜400ミリ、四国200〜300ミリ、近畿、東海、関東甲信100〜200ミリ。土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要だ。(共同)