Tuesday, July 09, 2019 9:58 AM

市民の犠牲ゼロ目指す アフガン共同声明

 アフガニスタンの政治家や女性、反政府武装勢力タリバン幹部らがカタールの首都ドーハに集まり、アフガンの戦闘終結について議論した会合は8日夜、戦闘での市民の犠牲をゼロにするなどの目標を掲げた共同声明を採択して終了した。

 タリバンは「市民を標的にしないということで、戦闘を減らす意味ではない」と説明。実際に市民の犠牲者が減るかどうかは未知数だ。

 共同声明は、学校や宗教施設、病院など公共施設の安全を確保し、イスラム教に沿った形で女性や少数民族の権利を擁護すると明記。今後もアフガン人同士の対話を続けていくことや、米軍撤退を巡りタリバンと米政府が継続する協議を支持することを確認した。(共同)