Wednesday, July 10, 2019 10:43 AM
政府、米国の出方見極め トランプ氏圧力を警戒
日本政府は、ホルムズ海峡の安全確保に向けた米軍主導の有志連合構想への懸念を募らせた。同盟国への負担要求を強めるトランプ大統領の圧力をかわすのは難しいとの警戒感が広がる。日本のエネルギー調達で死活的に重要な海峡だが「現行法に基づく自衛隊参加は壁が高い」(政府関係者)のが実情。米側の出方を慎重に見極める。
米軍制服組トップは数週間以内に参加国を募るとしている。外務省幹部は10日「米国が日本をあてにしているのか分からない」と述べ、仮に要請があった場合、日本の対応を検討する考えを示した。野上浩太郎官房副長官は記者会見で、参加するかどうかについて「イラン情勢を巡り日米間で緊密にやりとりしているが、詳細は控える」と述べるにとどめた。
米側が自衛隊の参加を求めた場合、選択肢となり得る法的根拠は安全保障関連法などだ。(共同)
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