Thursday, July 11, 2019 10:06 AM

台湾総統、往復で米国経由 カリブ4カ国歴訪へ出発

 台湾の蔡英文総統は11日、外交関係のあるカリブ海の4カ国歴訪のため台北を出発した。歴訪では行きの11〜13日にニューヨーク、帰りの19〜22日にコロラド州デンバーに立ち寄る予定で、米側の対応が注目される。

 台湾独立志向の民主進歩党(民進党)の蔡氏は来年1月の総統選に党公認候補として出馬する。米政府関係者と接触した場合、対台湾圧力を強める中国の習近平指導部に対する政策を説明する可能性がある。有権者に良好な対米関係をアピールしたい狙いもある。

 蔡氏は出発前に中国を念頭に「われわれは理念が近い国々と協力して、民主制度を強固にしていく」と述べた。今回の外遊を「自由民主永続の旅」と命名した。(共同)