Monday, July 15, 2019 10:40 AM

米朝会談歓迎、対話促す 非核化に向けARF声明案

 タイの首都バンコクで8月初めに開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議の議長声明草案が15日、判明した。トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による6月30日の板門店での会談を歓迎し、朝鮮半島の非核化実現のために関係国の対話を促すとしている。

 ARFはASEAN加盟10カ国や、日本、北朝鮮、米国、中国、韓国、ロシア、欧州連合(EU)など計27カ国・機構がメンバーで、北朝鮮が参加する数少ない多国間枠組みの一つ。

 米朝が非核化の実務協議再開を決めるなど情勢が動き始めていることから、北朝鮮を非難したり刺激したりせず、対話の後押しを最優先させる狙いがあるとみられる。(共同)