Tuesday, July 16, 2019 10:33 AM

台湾、最大野党候補に韓氏 総統予備選、郭氏離党も

 台湾の最大野党、国民党は15日、来年1月の総統選公認候補に向けて実施した5人による党内予備選の結果を発表、韓国瑜・高雄市長が勝利し、郭台銘・鴻海(ホンハイ)精密工業前会長は敗退した。郭氏は党に不満を強めており、離党して無所属での立候補を検討していると取り沙汰される。党を巡る確執の長期化は必至だ。

 独立志向の与党、民主進歩党(民進党)は6月の予備選で蔡英文総統を公認候補に決定している。無党派層の人気が高い柯文哲・台北市長(無所属)が8月にも出馬表明するとの観測がある。

 韓氏は結果発表後の記者会見で、郭氏ら候補者に感謝を表明した上で「劣悪な政治家は下野すべきだ」と蔡氏を非難、政権交代を訴えた。一方、郭氏は記者会見を欠席。声明で韓氏の勝利を祝福したが「支持」は表明しなかった。(共同)