Tuesday, July 16, 2019 10:33 AM

みずほシステム移行完了 目立ったトラブルなし

 みずほフィナンシャルグループ(FG)は16日、口座管理などを担う新勘定系システムへの移行作業を終え、みずほ銀行などの現金自動預払機(ATM)やオンラインサービスを再開した。個人向けのインターネットバンキングで、サービスの再開直後に一時、つながりにくい状態になったが、全体として目立ったトラブルはなかった。

 システム統合の遅れが響き、収益力は他のメガバンクに大きく見劣りする。金融とITが融合したフィンテックも存在感を増しており、狙い通り業績改善が進むかどうかは未知数だ。

 みずほFGは2002年4月、第一勧業、富士、日本興業を再編し、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行を立ち上げた際に、入出金ができなくなるなどの大規模障害が発生。東日本大震災直後の11年3月にも振り込みに大量の遅れが生じる障害が起きた。(共同)