Tuesday, July 16, 2019 10:35 AM

大統領は「白人至上主義」 女性議員4人、激烈に反論

 トランプ大統領に「米国が嫌いなら国へ帰れ」と批判された非白人女性で新人の民主党下院議員4人は15日、記者会見し「ホワイトハウスに白人至上主義を持ち込んでいる」とトランプ氏を激しく非難した。舌鋒鋭く政権を批判し続ける一方、穏健中道路線を取る民主党指導部にもかみつく4人は来年の大統領選までの政局の「台風の目」として注目されている。

 4人はプエルトリコ系のオカシオコルテス氏(29)、元ソマリア難民のオマル氏(36)、パレスチナ系のタリーブ氏(42)、黒人のプレスリー氏(45)で、いずれも昨年秋の中間選挙で初当選。オカシオコルテス氏は女性下院議員として史上最年少、タリーブ氏とオマル氏は初の女性イスラム教徒として歴史を刻んだ。

 4人とも急進的な左派「プログレッシブ(進歩派)」で、ツイッターを駆使してトランプ政権の強硬な移民政策や地球温暖化問題に対する消極姿勢などを批判。歯に衣着せぬ発言で若者らを中心に支持を集めており、「いつもの仲間達」の愛称で呼ばれている。(共同)