Friday, July 19, 2019 10:22 AM

五輪渋滞緩和へ規制テスト 首都高の交通量抑制

 2020年東京五輪・パラリンピック期間中の渋滞緩和に向け、首都高速道路や周辺の高速で24、26両日、規制テストが行われる。入り口閉鎖や本線料金所の通行制限により、首都高の交通量を抑制できるか検証する。過去に例のない大規模テストで、通勤や物流の車両が行き交う平日のため、首都圏の大動脈が混乱する懸念もある。

 大会組織委員会などは結果を踏まえ、本番時の対策を決める。交通規制にマイカー使用の自粛呼び掛けなどを組み合わせても、一定の混雑は避けられないとみられ、首都高の料金を時間帯で変える「ロードプライシング」を導入する方向だ。

 規制テストは両日とも午前0時から終日。首都高の入り口は、選手村付近の晴海(下り)、新国立競技場周辺の外苑(上り、下り)、バスケットボール会場のさいたまスーパーアリーナに近い新都心(上り)の計4カ所を閉鎖する。本番で関係車両が頻繁に往来するためだ。テスト当日は交通状況によって、ほかの入り口50カ所も段階的に閉鎖する。(共同)