Friday, July 19, 2019 10:24 AM

米、対イラン有志連合急ぐ 圧力強化へ同調促す

 トランプ政権は18日、中東のホルムズ海峡で「挑発的で敵対的な行為」(トランプ大統領)をしたとして、イランの無人機を攻撃し墜落させたと主張、同海峡の安全確保を目指す有志連合構想に各国の同調を促した。イランに対する国際圧力を早急に強めたい考えで、ワシントンで19日に外交団を招き有志連合に関する非公開会合を開く。

 トランプ氏は18日、ホワイトハウスの会合で、米軍艦がイランの無人機を攻撃したのは、警告を無視して接近し「乗組員の安全を脅かした」ためだとし、イランの挑発は継続中だと強調した。その上で、各国がそれぞれホルムズ海峡を航行する自国の民間船舶を守ることに期待を示した。

 米軍の無人機が6月にイランに撃墜された際、トランプ氏は報復攻撃を直前で見送った。トランプ氏にはイランの無人機を「直ちに破壊した」と発表することで、強いリーダー像を印象づける狙いもありそうだ。(共同)