Monday, July 22, 2019 10:22 AM

台湾支持「米の共通認識」 蔡総統、歴訪終え帰任

 台湾の蔡英文総統は22日、カリブ海の4カ国歴訪と、経由した米国での日程を終え、台北に帰任した。同日付の台湾紙、自由時報によると、蔡氏は米側の厚遇に謝意を表明し「台湾への支持は米社会のコンセンサスとなった」と強調、来年1月の総統選に向け米台関係の緊密化を成果としてアピールした。

 蔡氏はニューヨークとコロラド州デンバーに計4泊した。ニューヨークではコロンビア大での演説の機会を得て、中国を念頭に「独裁勢力」に対抗していく決意を表明し、国際社会に協力を呼び掛けた。

 米国務省は蔡氏歴訪前の8日に台湾への計約22億ドル(約2400億円)の武器売却を承認。総統府によると、デンバーで蔡氏と会談したコロラド州選出のガードナー上院外交委員会東アジア等小委員長は、米議会は台湾への武器売却を支持し続けると表明した。(共同)