Monday, July 22, 2019 10:22 AM
国際社会、改憲困難の見方 韓国緊張、中国は動向注視
参院選結果について、国際社会からは安倍晋三首相が目標とする憲法改正が難しくなったとの見方が寄せられた。米国のAP通信は、改憲に前向きな勢力が3分の2に達せず「安倍首相が改憲の悲願を達成する可能性は低い」と指摘。一方、韓国では日本による追加の「経済報復措置」への緊張感が高まっている。
また中国外務省の耿爽副報道局長は22日の記者会見で、改憲論議について「日本が平和的な発展の道を歩み、実際の行動でアジアの隣国の信頼を得るよう望む」と述べ、動向を注視する考えを強調した。中国では、安倍氏にとって「負け」と評する識者の見解を紹介した報道もあった。
米メディアは21日、「勝因は公約への国民の信託というより、強い反対がないことだ」(ニューヨーク・タイムズ電子版)と消極的な支持の結果と分析。改憲に関しては「安倍氏の最も重要な目標を妨げた」と評した。ウォールストリート・ジャーナル電子版は「安倍氏の首相在任期間は日本史上最長になることがほぼ確実になった」とも報じた。(共同)
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