Monday, July 22, 2019 10:24 AM
福島第2に燃料貯蔵新施設 廃炉に伴い、使用済み保管
東京電力が福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)の敷地内に、使用済み核燃料を保管する貯蔵施設を新設する方向で最終調整に入ったことが22日、関係者への取材で分かった。第2原発の使用済み燃料の搬出先にする。近く内堀雅雄知事に打診し、受諾されれば月末にも取締役会を開き廃炉を正式に決める。
第2原発には4基の原子炉があり、それぞれの原子炉建屋のプールに、使用済み燃料計9532体と新燃料計544体が貯蔵されている。
関係者によると、新設を検討している貯蔵施設は、燃料を金属容器に入れて空冷する「乾式貯蔵」という方式。水を循環させて冷やし続けるプールより、安全性は比較的高いとされる。約1万体を収容する規模となる見込みで少なくとも数十年間保管する。建設費や着工時期、最終的にどこへ運び出すのかなどは決まっていない。(共同)
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