Monday, July 22, 2019 10:25 AM

大統領新党、単独過半数へ ウクライナ政権本格始動

 21日に投開票が行われたウクライナ最高会議(議会、定数450)選挙で、5月に就任したゼレンスキー大統領の新興政党「国民の奉仕者」が現有議席ゼロから単独過半数を獲得し圧勝する見通しとなった。同国メディアは22日、中央選管の開票結果(開票率約60%)を基に249議席に達するとの予測を報じた。

 コメディアン出身のゼレンスキー氏は、大統領就任後も議会承認を得られないために閣僚人事や法制定を進められなかったが、抵抗勢力だった議会の壁がなくなり本格的な政権運営に着手できる条件が整った。

 2位以下の予想獲得議席数は、親ロシア政党「野党プラットフォームー生活党」が44、ポロシェンコ前大統領の「欧州連帯」が27、ティモシェンコ元首相の「祖国」が25、人気歌手ワカルチュク氏の新党「声」が20。(共同)