Monday, July 22, 2019 10:26 AM
日米、有志連合構想で協議 外相、大統領補佐官と会談
河野太郎外相は22日、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と外務省で会談し、中東・ホルムズ海峡の安全確保に向けた米国の有志連合構想を巡り協議した。ボルトン氏は参加国に艦船派遣や資金拠出などを求める米提案を説明し、河野氏は精査する考えを伝えたもようだ。政府は他国の動向を見極めつつ、友好国であるイランとの関係も踏まえて対応を判断する方針。岩屋毅防衛相もボルトン氏と個別に防衛省で会談した。
有志連合構想を巡り、日本政府内では、現行法に基づく自衛隊派遣は困難との見方が大勢だ。安倍晋三首相は参院選を受けた自民党本部での記者会見で「どのような対応をするか、米国の考え方の詳細を詰めていかなければいけない」と表明。米国とイランの緊張緩和に向けて「日本が求められている役割を果たしたい」と語った。
米側は19日に続き25日にフロリダ州で2回目の説明会を開催。日本政府は在米大使館の担当者を再び出席させ、情報収集を続ける考えだ。(共同)
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