Monday, July 22, 2019 10:26 AM

ペンス氏ら米大統領に加勢 「人種差別」高まる批判

 トランプ大統領が民主党の非白人議員4人に「国へ帰れ」などと発言し、米国内で人種差別だとの批判が高まる中、ペンス副大統領らが21日、加勢に乗り出した。4議員への批判の正当性を訴え、トランプ氏への「人種差別主義者」との批判の沈静化を狙うが、関心は高まり続け、過熱する論争の行方は見通せない。

 ペンス氏は21日放送のCBSテレビのインタビューで「何百万もの米国人が大統領の不満を共有している」と強調。メキシコ国境の不法移民収容施設をナチス・ドイツの強制収容所になぞらえたオカシオコルテス下院議員らを批判する正当性を力説した。

 移民政策の強硬派とされるミラー大統領上級顧問もFOXニュースで「愛国的な法執行官らを戦争犯罪者と表現している」と批判。トランプ氏も「4議員は私たちの国を愛することができるとは思わない。彼女らは自分たちの恐ろしい発言について米国に謝罪すべきだ」と攻勢を強めた。(共同)